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チンチラの手づくりハウスについて徹底解説

チンチラのハウスって何がいい?

チンチラを初めてお迎えするときに必要なのが、チンチラのハウスです。初めての場所に警戒しているチンチラを安心させてあげることのできる場所を作りましょう。警戒心が解けるまではハウスから出てこない可能性もありますが、徐々にかわいい姿を見せてくれるでしょう。慣れてくると飼い主に甘えるようになり、ケージ内で駆け回ってハウスで眠ってくれるようになります。飼い主にとっては使い勝手の良い、掃除のしやすいハウスだとさらに良いです。材質も形も様々なものがありますので、チンチラの生態を知り、使いやすいものにしましょう。チンチラにとって居心地の良い場所となるように、ハウス選びのポイントと、手作りする時のポイントを紹介します。

チンチラのハウスの選び方

チンチラを飼うのに適切な場所

チンチラはもともと山岳地帯に生きている動物ですので、高温多湿が苦手です。日本の夏は特にチンチラにとって厳しい季節ですから、注意が必要です。エアコンのある、直射日光のあたらない場所にケージを置くようにしましょう。夜行性のチンチラは昼間に寝ます。聴覚が優れていますので、にぎやかな場所、外の音が良く聞こえるというだけでも睡眠の妨げになります。逆に夜は活発ですので、夜は飼い主が困らないよう、昼間はチンチラが眠れるような静かな場所がベストです。

チンチラのハウスの材質・陶器

チンチラのハウスで市販されているものには、陶器のものがあります。山岳地帯に住むチンチラの生態に合わせて、ひんやりとした陶器は体温調節にも良しです。また、入口以外が完全にふさがれていて巣穴のような形なので、暗くて狭い場所が好きなチンチラは隠れることもできます。飼い主にとっては、汚れても掃除がしやすいというのもメリットです。陶器は基本的にかじって壊れるということがないので、費用の面でもメリットがあります。

チンチラのハウスの材質・木材</h3>

市販されているもので一番多いのが木材でしょう。段ボールやプラスチックはかじって飲み込む可能性もあります。チンチラがかじることができる木材なら、歯の伸びすぎも防止できます。市販のものではなく、手作りするのであれば木材の材料にも注意が必要です。合板などは接着剤に毒性となる物質がある場合もあり、他の木材でもチンチラには有害と言われるものがあります。建築用木材の天然木材であれば問題がありませんので、自作の時は気を付けましょう。

チンチラのハウスの数

チンチラは非常に頭の良い上、活動量が多いです。ケージ内では動けるスペースに限りがあるので、上下運動をできるようなケージにしてあげることが大事です。そのため、1つは睡眠用として床側へ、もう1つは遊べるように高い位置へ、少なくとも2個以上設置してあげると良いです。活動的でジャンプ力にも優れたチンチラは、遊びまわることができないとストレスが溜まってしまいますので注意しましょう。

チンチラのハウスの大きさ

基本的にはチンチラの大きさに合わせてつくります。寝床となる場所ですから、少し余裕を持たせて寝ころべる大きさにしてあげると良いです。また、ハウスは寝床以外にも隠れ家といった意味でも使用します。チンチラは暗くて狭い場所が好きなので、トンネルのような形のものだと全身が隠れて良いでしょう。もう1つは遊び場として使用できるように、大きめのものを用意してあげる良いです。出たり入ったりと動き回るかわいいチンチラが見れます。

チンチラのハウスの作り方

チンチラのハウスの材料選び

チンチラのハウスの材質についてご紹介しましたが、実際手作りするならば何が良いのでしょうか。やはり加工の簡単な木材がベストです。ホームセンターには建築用の天然木材がたくさん揃っています。加工に必要な材料もまとめて購入してできるのもうれしいですね。加工場があるホームセンターなら、使用するサイズにカットするサービスもあります。材料費をかけたくないという方には、アイスの棒をつかった手作りハウスなんかもおすすめです。ただかなりの数のストックが必要なのでご注意ください。

チンチラのハウスの形

チンチラのハウスの形は、三角屋根や丸いトンネルのような形などさまざまです。ですが手作りするのであれば、四角いものがつくりやすいですね。初めて手作りに挑戦するのであれば、長方形の少し大きい遊び場サイズのものだとやりやすいと思います。慣れている人でしたら、掃除しやすいように底面をスライド式にすると後々楽です。チンチラの出入り口となる穴は、サイズを決めてホームセンターで頼んでしまうと道具も少なくて済みます。

チンチラのハウスの組み立て

チンチラがかじっても良いという点で木材としていますので、釘や接着剤の使用はしないのがベストです。イメージはお寺や神社のように釘の使わない木組みですが、もちろん素人にはできない難しい工法なので簡単なものをご紹介します。“ダボ”と“ダボ穴”で木と木を組み合わせましょう。ダボとは、木材の小さな棒のことで、ダボ穴という棒と同じ大きさの穴をあけてはめ込みます。接着剤を使用しないので強度はでませんが、チンチラの重さなら問題ないでしょう。蓋の部分を開閉式にするのであれば、そこだけは蝶番をネジで止める必要がでてきます。

チンチラのハウスに手作りに必要な道具

必要な材料は形にもよりますが、木材・ダボ・(蝶番)・(設置時の固定用ネジ)で足ります。それを加工する工具には、電動ドライバーがあると便利です。ダボ穴をあける時には、専用のものが必要です。そして木材をカットするのこぎり、ダボ穴にダボを埋め込む際のトンカチがあればできます。ダボを埋め込み、もう一つの木材と合わせるときに端材を当てるとトンカチを使っても跡が残りません。あとはチンチラが安全に使えるように、最後にやすりをかけてケバをとってあげましょう。

チンチラのハウスを設置する

床面であれば置くだけで設置は完了です。天井側に取り付ける吊り下げしきですと、他にも材料が必要となります。金網のケージにとりつけるのでしたら、ネジとナットがあれば可能です。ハウスの裏面にネジが通る穴をあけ、ハウスと金網が固定できるようネジを通し、金網側にナットをつけます。この時ネジとナットを逆にしてしまうと、ハウス側にナットの出っ張りがきて危ないので注意しましょう。取り付けるハウスが重たいものでなければ、2か所固定でも問題ないです。

チンチラのハウスのお手入れ

チンチラのハウスの掃除方法

まず掃除する時間帯は、チンチラが起きて活動する夜間がおすすめです。一度出てもらわないとできないので、起きている時間にしましょう。ケージ内にあるものをすべて出し、順に掃除していきます。木材でできているハウスは、基本的にたまった汚れを箒でかき出します。慣れてきたら、ハウス内で排泄することも少なくなるようですが、汚れていたらノンアルコールのウェットティッシュか固く絞った雑巾で拭きましょう。陶器のものは、軽い汚れならウェットティッシュ、かなり汚れているようなら水洗いも可能です。

チンチラのハウスの取り換え時期

木材で作ったハウスは、チンチラによってかじられてどんどんボロボロになります。ボロボロにならなくても汚れが目立つ場合には、取り換えた方が良いでしょう。目安としては3カ月程度と言われています。市販のものも良いですが、費用を考えると手作りの方が抑えられますね。作るのに慣れてきたら、違う形のものを作って新しい遊び場にしてあげるのも良いですね。ペットとして飼われているチンチラは、犬猫と同じくらい長く生きる動物です。家族として長く生きてもらえるように清潔で快適なハウス作りをしましょう。