チンチラにヒーターは必要?
気温の低い地域が出身地
チンチラは南アメリカ原産でげっ歯目チンチラ科チンチラ属に分類されます。アンデス山脈の標高〜5000mと寒い地域に住んでるため高温多湿では体が対応できず、日本で育てるにはエアコンを使用し温度調節が必要になります。
ヒーターがなくても平気なのでは…?
寒い地域出身なら冬の間は寒さ対策しなくていいのでは?と思われがちですが、チンチラは毛が密に生えており暑さよりは寒さに耐性はありますが、暖かい場所を作ってあげる必要があります。それは、野生のチンチラは大きいと100頭にもなる集団をつくり暖をとります。そのため寒いところが大丈夫と言うわけではないのです。あまりに寒かったり冷たい風が体に当たり続けると体調を崩したり風邪をひいたりします。
体調をよく見て
上記に書いた通り暖かい場所を作ってあげる必要はありますが、暖かければそれでいいという訳ではありません。チンチラは寒さより暑さに弱いため、暑すぎても寒すぎてもダメなのです。その子その子にあった適切な温度にしてあげる必要があります。
特に温度調節に注意が必要な子
子どもや高齢の子や、妊娠出産により体力や体調が普段と異なる子、新しく迎えた子でお家に慣れていない子などです。この子たちはあまり耐性がなく、環境の変化や温度の変化、ストレスによりすぐに弱ってしまったり最悪の場合死に至ることもあるため細心の注意を払ってあげることが必要と言えるでしょう。
チンチラの寒さ対策の方法とおすすめな製品は?
内側からケージの一部を温める方法
[itemlink post_id=”737″][itemlink post_id=”738″]まず一つ目に、内側にヒーターを設置して中を温める方法です。ヒーターの設置場所はケージ全体が暑くなりすぎないように寝床を温めてあげます。一部を温めてあげて、自分で温度調節をできるように少し涼しめの所をつくってあげるのもいいでしょう。おすすめの製品は、
- ペティオ(Petio)ペットのための電気ヒーターM
- マルカンほっとうさ暖リバーシブルM
このタイプの種類がおすすめです。二つとも同じタイプなのでどちらでも問題はないかと思います。ただ、マルカンほっとうさ暖リバーシブルの方は商品名の通りリバーシブルとなっているためその日の気温に合わせて温度を調節してあげることができます。
ケージの外側から温める方法
[itemlink post_id=”740″][itemlink post_id=”741″]二つ目は、ケージの外にヒーターを設置しケージ内をほんのりと温める方法です。こちらのタイプだと直接体に触れることなくケージの中を温めてあげることが出来ます。おすすめの製品は、
- NPFヒートコア遠赤外線パネルヒーター小鳥・小動物用
- マルチパネルヒーター16Wビバリア
こちらは、どちらも外に設置するという面では同じタイプですが、マルチパネルヒーターはケージの外ではありますがケージの壁に直接設置するためケージ自体が熱くなりすぎていないか見てあげる必要があります。ヒートコア遠赤外線パネルヒーターは、自立して立っていてくれるのでケージの外に出した時にも簡単にペットのいる方向へ向けることが可能です。
部屋全体を温める方法
[itemlink post_id=”742″]三つ目ですがこれは簡単。多くの人がしていると思います。
- エアコン
などを使って部屋全体を温める方法です。一番簡単で安全な方法ではありますが1番電気代がかかってきます。そのため、電気代を気にされる方は日中一緒にいる時間であればエアコンは一番いい手ですが、夜中にはヒーターを使用をおすすめします。
チンチラのヒーター選ぶ注意点やポイントは?
火傷に注意
チンチラは、毛が密に生えているとは言えど、私たち人間と同じように火傷をすることもあります。例えば、お腹など毛の少ない部分は熱に弱いです。ヒーターを使う際には必ずタオルをかけたり直接高温部分が当たらないようにしてあげる配慮が必要となります。
感電に注意
げっ歯類は鋭い歯を持つため何にでも噛みつきます。ケージ内やチンチラが入れる隙間等にコードがあると噛みちぎって感電してしまうこともあるため、小動物用の大抵の物はコードをかじられるのを防止すべくコードをかじれないように補強してありますが、あまりにも酷くかじる子の場合はコードをかじってしまうこともあるので注意が必要です。
選ぶポイント
ポイントとしては、その子の体調や性格をよく知ることが一番です。その子その子で体調や性格全く異なり、色々な作が必要となります。まずは触れ合いお互いに知り見極めてあげることが大事なポイントだと思います。