野生のチンチラについて徹底解説!

野生のチンチラはどんな生き物なのか?

最近、チンチラがペットとして人気となっています。つぶらな瞳にふわふわの毛並がとてもキュートですよね。体も鳴き声も小さいので、マンション等に住んでいる人でも周囲に気を遣うことなく飼育できます。YouTube等の動画サイトで見かけて心を奪われたと言う人もいるでしょう。一方で飼育には知識やそれなりの経済力が必要となり、また怪我や病気になった時診てくれる獣医師も多くないため、決して飼育し易い生き物とは言えません。そんなチンチラですが野生動物としての彼らはどんな生き物なのでしょうか?詳しく解説していきます。

チンチラの基本情報

チンチラは齧歯目チンチラ科に属する生き物です。体長20~35cm、体重は400~650g、尻尾は15~20cmになり、オスよりもメスの方がやや大きくなります。ペットのチンチラは品種改良により様々な毛色の個体がいますが、野生のチンチラは基本的に濃いグレーで腹部は白だそうです。足裏に毛はありません。耳は毛が薄く優れた聴覚を持ちます。長いヒゲは感覚器官の一つであり、岩の隙間や風向きを感じ取ることが出来るそうです。齧歯類なので歯は一生伸び続けます。歯は生まれた時は白く、成長するに従い黄色くなります。体臭はほとんどありません。オスはメスに比べて、肛門腺と生殖突起の距離が長いという特徴があります。

野生のチンチラの生態

岩場で生活しており、日中は巣の中で休み夜になると活動を始めます。サボテンの葉、コケなどを食べる草食性です。摂取し辛い栄養を補うために食糞を行います。汗をかかないので暑さには対応できません。被捕食者でありフクロウやキツネといった肉食動物が天敵になります。大人しく臆病な性格をしています。群れを作りますが、個体間には一定の距離があるそうです。上質な体毛からは断熱効果などがあるラノリンという物質が分泌されているのですが、ラノリンは自然蒸発しないので余分な分を落とすために砂浴びをします。

元々の野生種はチリの標高400 – 1650メートルの地域に生息していました。氷点下15°–20°になる寒冷地で降雨量も少ない乾燥地帯です。岩場にオス、メスと子どもが集まり集団生活をし、草の葉や茎、根、樹皮、サボテンやコケなどの植物質を食べ、雪解け水や岩場に結露した水滴などを飲む草食動物です。捕食者としてクルペオギツネやフクロウ類が挙げられます。夜行性の動物で夕方から活動を始めますが、昼に活動することもあります。警戒心が強い一面もありますが、好奇心が強く、「ギーギー」「グーグー」という鳴き声を上げたりもします。このような動物であるチンチラがペットとして人気である理由の一つに、柔らかく肌触りの良い体表が挙げられますが、実はその毛皮目当てに乱獲され、絶滅の危機に陥ってしまったという歴史があるのです。

チンチラの生息地

チンチラの生息地はチリのアンデス山脈です。標高400~1500mの高山で気温が非常に低く、また雨も滅多に降らない地域になります。チンチラは1つの毛根からは80~100本の細かい毛が生えており寒さに強く、水分は草の露などから摂取し多くは摂りません。このように寒さと乾燥に強く、高温多湿な日本とは真逆の環境で生きています。チンチラを飼育している人は室温と湿度には充分気を配りましょう。

チンチラの身体能力

体こそ小さいですチンチラですが、岩場で生活しているため身体能力は高く、前足よりも大きな後ろ足を使って1m近くジャンプすることが出来ます。また人間よりも速く走ることが可能です。前足には左右それぞれ1本ずつ偽指があり、片手でも器用に物を掴めます。前足の指は4本、後ろ足は3本です。聴力が優れている一方視力はあまりよくありません。好奇心旺盛な傾向にあり、頭も良いとされているそうです。

チンチラの繁殖

チンチラは生後4~8か月程度で性成熟します。メスの発情期は約30~50間隔ですが、交尾可能なのはその内の3日間のみとなります。妊娠期間は111日だそうです。妊娠したメスは乳首が腫れて体が大きくなります。一度の出産で1~4頭産むそうです。スは出産直後発情状態になり、妊娠することが出来ます。連続妊娠はメスの体に負担がかかり、また精神的に不安定になったメスによって子供が殺される場合があるので飼育下における個体においては絶対に避けましょう。子供は生後6~8週で離乳します。

チンチラの寿命

飼育下におけるチンチラは10~15年ほど生きると言われています。ギネスには29歳8か月も生きたという程なので、病気や生活環境に気遣えば長生きさせることも可能です。しかし野生の個体は過酷な環境で天敵から身を隠しながら生きているため、寿命は精々5~6年程度と言われています。また繊細でストレスによるショック死することも珍しくありません。長生きするケースもありますが、決して頑丈で病気になりにくい生き物という訳ではないようです。

チンチラの生息地

野生のチンチラは南米大陸にまたがるアンデス山脈に生息しています。標高2000m付近に生息していますが、現在では生息数を減らし、チリでのみ野生個体が確認されています。姿が似ているデグーもアンデス山脈に生息しているため、間違えないようにしましょう。

チンチラの生息する環境

アンデス山脈の環境は昼間乾燥して暑く、夜は氷点下まで下がる過酷な環境です。日本で飼われているチンチラは本来耐えることのできない湿度の空間にいます。夏場はエアコンを使った除湿が欠かせません。チンチラが快適に過ごせるように私たちが努力しなければいけませんね。

野生での生活

野生のチンチラは数十匹の群れで生活しています。春秋と2回子供を産み、家族で生活する動物です。ペットのチンチラが人になつく、寂しがるといった生態はここからきています。数十匹もの群れで生活している動物が一人で飼われるのは寂しいですよね。また、野生内ではデグーとの共存も起こっています。

野生での食事

完全な草食性なため、植物の葉、茎、根を食べています。高山地帯に生えるサボテンやコケなども食べているようです。そして、温度差でできる結露を飲み水にして生活しています。野生では粗食なため、飼育下では高カロリーなひまわりの種やフルーツを与えすぎないようにしましょう。みるみる太ってしまいます。

現地での扱われ方

先ほど、チンチラは野生個体を減らしているといいましたが、過去に乱獲があったためその数を減らしています。チンチラの毛は密度が高くて柔らかく、触っていてとても心地よいものです。そのため、ヨーロッパで人気が出てしまいました。南米大陸では乱獲して輸出することで大金を稼ぐようになったのです。現在ではワシントン条約に指定され、国際間の取引が禁止されています。

野生のチンチラはどこにいる?その生態とは?

最近ペットショップでも人気となっているチンチラ。丸いフォルム、ふわふわな毛並み、つぶらな瞳、可愛い要素を詰め込んだような小動物です。
これほど人気となったチンチラですが、知らないことが多いと思いませんか?
例えば、チンチラの原産国、祖国はどこでしょうか?毛皮が暖かそうだから、寒い地域でしょうか。それとも砂浴びをするということは砂漠がある地域なのでしょうか。
野生のチンチラはどのような巣に住んでいるのでしょう。
可愛いだけでは終われない、知らないことだらけのチンチラの世界をのぞいてみましょう。

チンチラとはどんな動物?

まずはチンチラの生態を紐解いていきましょう。
チンチラは、げっ歯目チンチラ科チンチラ属に分類されるげっ歯類で、ネズミの仲間です。
よく聞く「げっ歯類」というのは、物をかじるのに適した歯と顎を持つ草食性の動物の分類で、チンチラにも鑿(のみ)のような形をした1対の前歯:門歯が存在します。
この門歯は絶えず伸び続けるので、常に物をかじってすり減らす必要があります。
体長は25㎝ほどで、体重は400~600g。しっぽが長く約18㎝にもなります。
大きな耳も特徴です。
ジブリの名作「となりのトトロ」のトトロのモデルはチンチラだという説もあるんです!
丸いフォルムに大きめの耳、何となく似ていますよね?
「チンチラ」という名前は、1300~1600年ごろに南米の海岸地域に暮らしていた「チャンチャ」という部族の名前が由来と言われています。
また、「チンチラ」はスペイン語で「小さなチャンチャ人」または「虫けらっこ」という意味があるそうです。チンチラの原産国がチリなので、そのあたりにルーツがありそうです。

自然界のチンチラ

では、野生のチンチラはどのような生活をしているのでしょうか。
かつては南米のアンデス山脈に広く分布していましたが、現在ではチリでのみ野生個体がいます。標高400~1650mの高山地域に生息していて、岩場などの乾燥地帯にオス、メス、子供が群れをつくり集団(コロニー)を作り生活をしています。
1つのコロニーには400~500匹ほど、複数の家族で構成されていて、コロニーの境界線は糞尿でマーキングされています。
夜行性のため、昼間は巣で休んでいることが多く、夜に活動的になります。
岩場での生活のため意外と活動的で、しっぽで器用にバランスを取りながら後ろ足を使ってジャンプします。
標高の高いところに生息しているため毛皮が厚く寒さには耐えられますが、その分暑さには弱いのです。
妊娠期間は約100日前後、春と秋の2回繁殖し、1回の妊娠で2,3匹の子供を出産します。
特徴である大きな耳のおかげで聴力は優れており、天敵が忍び寄る足音まで聞き取れるほどです。その天敵とは、キツネやフクロウ、フェレットなどがあげられます。
木の根や実、草、コケなどを主な餌とする草食動物で、硬い木の幹をかじることで、前歯(門歯)が伸びすぎるのを防いでいます。
野生下での寿命は6年、飼育下では10~15年と言われていますが、年々長寿になっている傾向もあり、20年を超す場合もあります。
また、チンチラは皮脂を分泌することで毛皮をコーティングし、断熱効果を高めています。
フワフワ、モフモフな毛並みもその皮脂のおかげなのですが、余分な皮脂はゴミと一緒に固まってしまうため、それを落とすために砂浴びを行います。
崩れた岩場などで体をこすりつけるようにしていますよ。

まとめ

チンチラについての様々なことをお話ししました。知らないこともたくさんあったと思います。ですが、野生のチンチラについて、過去に起こった出来事や現在の状況も知っておくべきことです。どの動物にも言えることですが、知れば知るほど興味深くなるし、可愛く思えてくるものです。いろんな動物に興味を持ちたいですね。
これからチンチラを家族として迎えようとしている方も、ペットショップの店員さんやブリーダーさんから得る飼育に関する知識だけではなく、その生態をより良く理解し、チンチラがチンチラらしく快適に過ごせるような環境を用意してあげましょう。

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