チンチラに必要な「かじり木」とは?
かじり木とは、その名の通り、チンチラがかじるための木の事を言います。
チンチラがかじり木をかじる理由
チンチラにとって、かじり木をかじることは非常に大切なことです。
どうして大切か?その理由を解説します。
ストレス発散のため
1つ目の理由は、ストレス発散のためです。
チンチラも、私達人間と同じ様に、ストレスを感じる動物です。
そんなチンチラのストレス発散方法の1つとして、「物をかじる」という行為があります。
ただし、チンチラのケージの中にかじるものが置かれていないと、チンチラはケージをかじろうとすることがあります。
しかし、チンチラにとってケージをかじることは良いことではなく、ケージをかじることによって、後ほども紹介しますが「不正咬合」などといった病気の原因や、ケージの劣化やケージの成分が体内に混入してしまうなど、さまざまな問題があります。
そういった問題を防ぐために、チンチラのケージにはかじり木を設置してあげることが有効です。
不正咬合防止のため
2つめの理由は、不正咬合を防止するためです。
不正咬合とは、げっ歯類によく起こりうる、歯のかみ合わせが悪くなって口内を痛めてしまったり食べ物が上手に食べることができなくなる病気の事を言います。
不正咬合の原因としては、歯が伸びすぎてしまうことが大きな原因として挙げられます。そして、その根本要因は、「咀嚼ができておらず、歯が適正な長さに保たれていない」ことが挙げられます。
チンチラはチモシーやペレット、そしてかじり木をかじって歯の長さを適正な長さに調整しようとします。そのため、かじり木がせっちされていないと、チンチラの歯が適正な長さに保たれず、その結果ケージをかじったりして歯の形が悪くなってしまったり、歯が伸びすぎてしまい、不正咬合になってしまうことがあります。
チンチラ用かじり木のおすすめ3種類を紹介
チンチラ用のかじり木は多くの種類の製品が市販されています。
その中でも、特に人気のあり多くの人に愛用されている3種類のおすすめのかじり木を紹介します。
マルカン かじり木コーン
1つ目は、マルカンから発売されている「かじり木」コーンという製品です。
このかじり木は、その名の通り、木の形がとうもろこしの粒のような形をしており、チンチラが非常にかじりやすい形状をしています。
1個あたりの価格も非常に安く、まとめ買いをするとさらにお得に購入することができるので、まとめ買い購入をすることをおすすめします。
この製品は、ケージにネジで固定して使用することができます。
SANKO かじり木 フェンス
2つ目は、SANKO(三晃商会)から発売されている「かじり木フェンス」という製品です。
この製品は、その名の通り、フェンスの形をしたかじり木になります。チンチラがよくかじるケージの箇所にこのフェンスを設置してあげることで、チンチラがケージをかじることを防ぐ役割を果たしてくれます。
また、類似製品として、川井さんから発売されている「がじがじフェンス」という製品もあります。この製品も、フェンスタイプのかじり木ですが、かじり木フェンスと異なるのはその木材の材質です。
がじがじフェンスの方が硬い木材を使用している印象があります。
木の枝系(りんごの木・ももの木)
3つめは、木の枝系のかじり木です。
これは特に特定の製品名ではないですが、かじり木として、りんごの木の枝やももの木の枝が市販されています。
これらの木の枝系のかじり木の特徴としては、木の枝の形をしているので、チンチラにとっても非常にかじりやすい、というメリットがあります。
よく市販されている木の枝は、「りんごの木」や「桃の木」などの果物の木の枝です。個体にもよりますが、果物の木の枝はチンチラにとっても非常に食いつきが良いです。