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おすすめのチンチラ用床材3種類を徹底解説!

体重500gほどの小動物、チンチラ。
ふわふわで丸い体をしていて、近年ペットとして人気急上昇中の生き物です。

そんなチンチラですが、家族に迎えるためにはチンチラが快適に生活できる環境をつくる必要があります。今回はチンチラ用のケージに敷く床材についてご紹介します。

チンチラ飼育に必要な「床材」とは?

チンチラはもともと、野生では山地の岩場で生活をしており、よく動き回り、跳躍力に優れています。なので、チンチラを飼う際にはケージが必須。

基本的に、市販のケージはほとんどが金属製か樹脂製のメッシュのすのこの下に受け皿がついていて、そこから掃除ができるような物になっています。

金網の隙間から汚れが受け皿に落ちるので、受け皿を取り出すだけで簡単にお手入れができます。ですがチンチラの後ろ足はすごく小さいので、メッシュの隙間に足が挟まり骨折してしまうことがあり、注意が必要です。

また、床ずれが起こり足が傷んでしまう可能性も。そこで床の隙間をなくし平らにしてあげるのに使われるのが床材です。

  • 運動能力のあるチンチラが、跳躍しても、後足にかかる衝撃を和らげられる
  • 湿気と温度変化に弱いので、その両方に対応し、清潔な環境を保てる

チンチラは、もともと南米アンデス地域の標高400~1650mの乾燥した山地の岩場などに生息しており、その場所に適した体の進化を行い、前脚は短く、後足は長い体になりました。

運動能力は非常に高く、成長したチンチラの走る速度は、人間の歩く速度よりも遥かに早くて、跳躍力も非常にあり、跳躍の高さは、1mくらいにもなります。

なので、高い位置にあるステージにジャンプしたり、走り回ったりすることが好きで、そういった運動を取り入れないと、ストレスで短命になる事もあります。

ただ、「ペットのチンチラが、後ろ足を骨折した」「金網の床に足を挟んで、怪我をしてしまった」また、「ケージが汚れていて、病気になってしまった」という、お悩みも聞かれます。それらを防ぐためにも、

  • チンチラの足を保護できる
  • ケージ内を清潔に保つことができる

床材が大切です。

チンチラ用の床材が必要な理由

後ろ足の怪我、骨折を防ぐ為

跳躍力のあるチンチラは、高いところに登るのが大好きなのですが、着地の際の衝撃に耐えられず、後ろ足を骨折してしまうことがあります。また、金網などの隙間のあいた床の場合、その隙間に足を挟んでしまって、怪我をしてしまう事もあります。

怪我をした時点で、治療ができればいいのですが、ごくまれに、怪我した場所から菌が侵入し、命に関わる病気になる事もあります。

湿気や温度変化を起こす床の場合、病気になる事もある為

元々乾燥したアンデスの山岳地帯に住んでいた事もあり、湿気や温度変化には弱く、体調を崩したり、最悪、重大な病気になったりします。

夏は高温多湿、冬は冷えすぎな環境になる日本では、ケージの置き場所にも注意する必要はもちろんですが、ケージ内の環境も整えてあげることが大切です。

例えば、乾燥しにくい敷き草などの床材の場合、ジメジメした床のせいで、湿気が多く足の裏に潰瘍ができたりする事もあります。

合わない床だと、床ずれを起こしてしまう為

床材を使わず金網ケージの底網のままの状態で、飼育していると足の裏に傷ができてしまい、ほおっておくと「床ずれ」になることがあります。

掃除のしやすさから、金網ケージの床のままで飼育している人もいますが、足裏や網の隙間に足を挟んで、怪我をする事もあるのでケージの金網の床のまま飼育するのは、おすすめできません。

チンチラ用の床材の特徴

チンチラは走り回るだけでなく登り下りもするので、着地した際に足に優しい緩和剤を置いてあげる必要があります。床材にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

ウッドチップ

ウッドチップとは木を細かくしてチップ状にしたものの事です。元々は木なので柔らかく、吸水性も良いのが特徴です。

ネズミ分類の生き物は針葉樹の出す成分に比較的弱いと言われています。ですが、加熱処理が行われているウッドチップであれば問題はないです。

心配であれば広葉樹の物を用意してもいいでしょう。足あたりがよく保温効果もあるので小動物の敷き材に使われることが多いです。

すのこ

すのこはホームセンターなどで、好みのサイズに切ってもらうことができるので、ケージの大きさに合わせて自由に調節できると言う面もあります。軽くて扱いやすいのもポイントです!こちらも針葉樹などの刺激の強い素材はチンチラにとって悪影響なので選ばないように。

材質が木だとおしっこやにおいが染み付いてしまう可能性もあるので、定期的な交換が必要でもあります。ただ、すのこは手に入れやすいので買い替えがしやすいですね。

それに比べ樹脂製だと木材製よりは値段が張りますが、洗うことで繰り返し使うことができます。またすのこを敷くだけでなく、段差の登り下りの場所には、ウッドチップや乾草を乗せたりとアレンジすることも!

乾草

乾草とは牧草の事です。食べても問題ないので、チンチラも喜びますね。

ですが、食事用の乾草と敷き材の乾草は分けなければいけません。敷き材の乾草を食べることが癖になってしまうと、糞や尿で汚れた乾草を誤って食べてしまう可能性があります。

乾草が濡れていないかこまめにチェックし、汚れていたらすぐに変えてあげましょう。

ペットシートや新聞紙はダメ

犬や猫用のペットシーツや新聞は吸水性はいいですが、チンチラが食べてしまった場合、体に悪いので緩和剤として使ってはいけません。

受け皿の部分やすのこの下に敷く分であれば問題はありません。しかし、すのこからはみ出してチンチラがかじってしまわないように注意です。

チンチラ用の床材の選び方

隙間がなく、衝撃を吸収するもの

跳躍力があり、走り回って遊ぶチンチラの足を保護するために、衝撃を吸収する床材がいいでしょう。また、ケージ内で遊んでいる際に、床の隙間や穴に足を挟んで、怪我をしてしまわない様に隙間の小さいものにしましょう。

湿気と温度変化を、起こしにくいもの

湿気と温度変化に弱いチンチラなので、水が乾燥しにくいもの、熱がこもりやすいもの、冷たくなりやすいものなどは、できるだけ避けたほうが良いでしょう。

掃除がしやすく、食べても安全なもの

ケージ内を清潔に保つことは、臭いはもちろんですが、病気の感染源となるウイルスやバクテリア発生も防ぎます。そのためにも、糞尿やこぼした餌や水の掃除がしやすいものもオススメです。また、げっ歯類に属するチンチラは、歯が伸びてくるとあたりにある物をガジガジ噛み始めます。その際、チンチラの毒になりそうな、石油素材、化学製品などは出来るだけ避けた方だいいでしょう。

チンチラ用の床材のおすすめ品3選

一言に床材と言っても種類がありすぎて迷ってしまいますよね。数ある床材の中で今回はおすすめの3選を紹介します。

SANKO広葉樹マット7L

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こちらは広葉樹のマットを使った素材で、着地した際の衝撃を吸収してくれます。また、広葉樹100%の素材なので、アレルギーなどの心配も抑えられます。乾燥しやすく、湿気にも強いので、高温多湿を嫌うチンチラの床材としてはベストでしょう。ただし、デメリットとして掃除に手間がかかります。おしっこやうんちも、このマットに含まれてしまうため、ゲージ内の衛生を保つためには1〜2日に1回のマット交換をオススメします。

ミニマルランドほこりが出にくい広葉樹マット2kg

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針葉樹に比べて低刺激で、底アレルギーの広葉樹(ポプラ)を使った床敷材。クッション性はもちろんのこと、ごくまれに自然物を使用した細かい素材のマットだと、素材が細かすぎて、ホコリが出てしまうのですがその細かい埃にまで気を使ったものになります。埃のせいで掃除が大変だったり、チンチラがホコリを吸い込んでしまい、病気になってしまうこともあるので、細かな埃にまで拘った床材もおすすめです。

SANKOイージーホーム60用樹脂休足フロアー

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穴の小さな樹脂素材できており、足を挟む危険も少ないです。又、小さな穴が空いているので、糞尿やこぼれた餌や水などがケージの底に落ちるので、ケージ内の掃除もしやすく清潔に保つことができます。樹脂素材の上に広葉樹のマットなどを敷きクッション性と掃除のしやすさを、両立するのもおすすめです。

SANKO 敷き牧草(バミューダ)

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なんと3選目もSANKOさんの商品でした!やはり、数々のデグー用品を出しているだけあって質の良いものも非常に多いです。こちらは、敷き材用の乾草ですがしっかりと食べられます。床材用ともありかなり柔らかく作られているので、下に敷いても牧草が刺さってチンチラが痛い思いをすることはありません。

まとめ

ここまでチンチラの床材についてお話ししましたが、どの床材を選んでも日々のお手入れを楽することはできません。チンチラは小さくて繊細であるが故に手がかかる生き物です。ですが、愛するチンチラが満足できる環境で暮らせるようにあなたのお家のチンチラさんに合う床材を探してみてくださいね。